ニッチ商材として選んだ「エスニック」
- イタリアンのご出身だとうかがいました。
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調理師の専門学校では、イタリアンを専攻していました。卒業後は、仲間とすぐに、お店を立ち上げたかったんです。ところが、準備段階で見積もりを出してみたら、初期費用に1000万円以上掛かることが分かりました。
- そこからフードトラックの世界へ?
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自分たちの予算内でできることはないか、いろいろ探してみたんです。
当時は、まだ、屋台に近いイメージでしたが、飲食でもこういう形態(フードトラック)があることを知りました。このスタイルなら実現できると思い、イタリアンの実店舗で1年間ほどオペレーションを学んだ後、短期ながらサラリーマンも経験して、独立資金を貯め、2012年に開業しました。
- 「エスニック料理」を選ばれた理由は?
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イタリアンはパスタのメニューが外せませんが、車内での調理を考えると、茹で時間など、オペレーション的に難しい部分がありました。加えて、商材として考えた場合、パスタは、コンビニでも販売されています。どこにでもあるものより、ニッチな商材を選びたかった。
当時(2012年頃)は、エスニックといっても、「ガパオライス」や「グリーンカレー」が、なんとか認知されている程度でした。そうした状況から、エスニックで行こうと決めたんです。