成長期の子供は、常に発育(成長、発達)しています。特に中学生ごろから高校生ごろにかけては、身長や体重、筋肉や肺・心臓などの機能が著しく発達するため、運動や食事、休養や睡眠を含めた生活環境を整えることが大切です。
1.スポーツをする子供は大人より多くのエネルギー量が必要
スポーツをする子供はそうでない子供に比べて、より多くのエネルギーやたんぱく質、ビタミン、ミネラルが必要です。例えばスポーツをする男子は、小学校高学年で体をあまり動かさないお父さんを抜き、女子にいたっては、小学校高学年でお母さん以上にエネルギー量を必要とします。
そのような時は、朝昼晩の食事の他に、補食*を計画的に取ることをお勧めします。
*補食:通常の食事で取り切れないエネルギーや栄養素を補う食べ物や飲み物
2.カルローズを使ったお勧めの「補食」レシピ
運動前の補食は、エネルギー源となる炭水化物が多く、消化に良いものが基本です。また、運動後の補食には、運動中に使ったエネルギー源(炭水化物)のほか、傷ついた筋肉を修復させるたんぱく質が同時に取れるものがお勧めです。
低脂肪、高炭水化物のカルローズを使い、手軽に食べられる「カルローズボールと鶏むね肉のミネストローネ」「カルローズ米入りオムレツ」「カルローズサラダ」の3品をご紹介しましょう。
炊飯器で炊く際に浸水せず「早炊きモード」で手早く調理できるのは、忙しいご家族にとって何よりのメリット。冷めてもベタつかず、スープに入れたりサラダ感覚でおコメの軽い食感が楽しめるのが魅力です。
3.スポーツをする子供にとってバランスのとれた食事とは?
スポーツをする子供が、強く健康な体を作るためには、主食、主菜、副菜、果物、牛乳・乳製品の5つを揃えるようにします。こうすることで、難しい栄養価計算をしなくても、成長期の子供が1日に必要な栄養をある程度バランスよく整えることが出来ます。
図1は、日本人が1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかの目安を分かりやすくイラストで示した「食事バランスガイド」です。食べる量については、性別や運動の内容、時間によって異なりますが、体を動かすエネルギー源となるご飯やパン、麺類などの主食をしっかり取ることが重要だということが分かります。
健康的な体づくりの土台となる食習慣を身に付ける成長期は、エネルギーを十分に取り、好き嫌いなくいろいろな食品を食べることが何よりも大切です。