短粒種に比べて長くて大きい、ジャポニカ系のおコメで、カリフォルニア州で最も多く栽培されています。
「カルローズ」とは、カリフォルニアのバラという意味の名前を持つ、カリフォルニア州オリジナルの中粒種です。日本のおコメである短粒種とタイ米等で知られる長粒種の中間にあたり、双方の優れた点を持ち合わせ、軽い食感とアルデンテとも言える歯ごたえが特長です。
アメリカをはじめ海外では、ヘルシーなライスメニューという位置づけで、サラダやスープなどに利用されてきました。
カリフォルニア州の米生産量の約90%を占め、40カ国以上に輸出されています。世界でも良く知られたおコメで、アジア料理から地中海料理、西欧料理まで、幅広い料理に活用されています。
炊飯器を使ってサラダやスープ用にカルローズを炊飯する場合、日本米のようにふっくら炊くのではなく、サラッとした歯ごたえのある食感に仕上げることがポイントです。
カルローズの表面が溶けないよう、火にかけすぎない(火加減・時間に注意)ことが、アルデンテの食感とコメの粒感を残すポイントです。