今年も実りました!カルローズ米の故郷、カリフォルニアでも収穫
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アメリカの主なコメの産地は、次の6州となっています。アーカンソー、カリフォルニア、ルイジアナ、ミシシッピー、ミズーリ、テキサス。この6州及び周辺の地域ですべてのアメリカ米が生産されています。
アーカンソー州に次いで第2位の収穫量を誇るコメどころが、カリフォルニア州です。カリフォルニアでは、約2,500人の生産者がジャポニカ系の短・中粒種のコメを多く栽培し、アメリカにおけるコメの生産地として有名です。
なかでもサンフランシスコの北北東、車で2時間半ほどのところに位置するサクラメントバレーは、州内屈指のコメ生産地。ワインにたとえると、アメリカのワインといえばカリフォルニア、カリフォルニアワインといえばナパバレーを思い浮かべますが、コメにおけるナパがサクラメントバレー。つまり、おいしいコメの代名詞のような存在です。
日中と夜間の寒暖の差がある地中海性気候はコメにとって理想的で、シエラネバダ山脈を源流とする澄んだ水も十分に確保されています。また、粘土質の土壌は水が深く浸水することを防ぐので、コメの生産時に必要な水を十分に保持することができます。
カリフォルニアのコメ作りは、恵まれた環境と進んだテクノロジーを利用して、常に高い品質基準を提供しています。そして、最少必要量の農薬使用、水資源や大気汚染への徹底的な配慮、太陽光発電の利用などを取り入れたコメ作りは、全米のモデルケースとされています。
資源を最も有効に活用し、土地から得られる長期的な生産能力を確保していく。こうして生産者自らが最大の努力を払い、今年もカリフォルニア州各地の広大な田んぼで稲が黄金色に実りました。
穂が垂れ下がってきたら、待望の収穫です。新式の刈取り機を入れ、トラクターを並走させて、効率よく刈取りが行われていきます。
こうして出来たカリフォルニアの美味しいおコメを、是非たくさんの皆様に味わっていただきたいです!
■アメリカ米ってどんなおコメ?
アメリカでは、日本と同じ時期に同じ方法でおコメが栽培されています。
一口におコメといっても、さまざまな種類があり、それぞれ調理方法や食感・味に違いがあります。これらを形や食感などの特長によって分類すると、「短粒種」「中粒種」「長粒種」の3種類に大別できます。現在、USAライス連合会では、中粒種の「カルローズ」を中心に、日本市場におけるアメリカ米の普及活動を行っています。
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■カルローズとは?
「カルローズ」とは、カリフォルニアのバラという意味の名前を持つ、カリフォルニア州オリジナルの中粒種です。日本のおコメである短粒種とタイ米等で知られる長粒種の中間にあたり、双方の優れた点を持ち合わせ、軽い食感とアルデンテとも言える歯ごたえが特長です。
カリフォルニア州の米生産量の約90%を占め、40カ国以上に輸出されています。世界でも良く知られたおコメで、アジア料理から地中海料理、西欧料理まで、幅広い料理に活用されています。
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USAライス連合会(本部:米国バージニア州アーリントン)は、米国のコメ産業界の中核4団体で構成されている全国組織です。米国農務省の管轄のもとで活動を行う、非営利の外郭団体です。米国で生産されるおコメについての正しい理解の促進と拡販のために、各種販促活動やサポート活動をしており、輸入・販売などの商取引は一切行っておりません。